夏から晩秋の和歌を書きました。
掲載右から
185小夜ふけてねざめざりせばほととぎす人づてにこそ聞くべかりけれ 忠見
203君が手にまかする秋の風なればなびかぬ草もあらじとぞ思ふ 中務
219一年に一夜と思へど七夕のあひ見む秋の限りなきかな 貫之
232小倉山ふもとの野辺の花すすき のほかに見ゆる秋の夕暮 読人しらず
季節の流れに合わせ四枚の切れ(きれ)を上から縦に軸装します。料紙は、浅草橋のかな料紙専門店 “こきん”さんで歌意に合わせて購入しました。砂子が入り美しいです。お店の方がとても親切で一緒に選んでいただいたのも嬉しかったです。
作品の散布(散らし書き)をどうしようかと考え鉛筆でノートに書き楽しみながら書きました。
創作の読み方👇
佐よ不希てねさめさ利せ盤本とゝ支数人川弖爾こ所き久遍可李个連
君可手に万可春るあ支のか世那連盤奈ひ可ぬ草も阿らしと所おも不
ひとゝ世爾ひと夜とおも遍登堂な者多の秋のかき梨な支可那
小倉山不も登乃ゝ遍の花寸ゝきほの可に三遊る秋乃夕暮 峻恵かく
軸装を表具業者さんに素敵に仕上げていただきました。お披露目できる日が決まり次第お知らせいたします。