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石井 茂さん(ソニー銀行株式会社創業者)の講演を拝聴して

石井 茂さん 元 ソニー銀行株式会社代表取締役社長

2024/6/28 石井 茂さん(元 ソニー銀行株式会社代表取締役社長)の講演(M大学公開講座)に行ってきました。

 

私は、平成19年から平成28年までソニー銀行の社員として勤務しており(並行し書歴はプロフィール記載の通りです。)

石井さんは、大変人徳があり、当時500人以上いる一人ひとりの社員の名前を覚え、皆の仕事ぶり見てくださり、多くの社員が尊敬していました。

 

山一證券での自主廃業からソニー銀行株式会社を創業されたご経験を次世代の経営を担う方々のための講座でした。私は、9年ぶりにぜひお会いしたいという思いから伺いました。

 

お話しの中では、創業にいたるまでの様々な困難から信念を持ち実現されてきた経緯、創業されてからは、想定外のことを解決していかれたご経験、そして最後に”経営をめぐる個人的感想”は、私も学ぶことが非常に多く心に響きました。


石井さんの”経営をめぐる個人的感想”について

メモを取らせていただきました。

 

〇経営は、インプリメンテーション「実行すること」が大切 → 空中戦に走らず、形にすることが大切。

 

〇最古の発明  人は否応なく社会的動物 → 一歩引いて、自分の正しいと思っていることに芯をもっておくこと、言葉書きにしておくこと。

 

山一證券廃業の時に「決断なき経営」 の本をご執筆されたそうです。時が経てば、記憶が変わり、美化することもある、文字として基準を作っておくことが重要。

 

〇長期と短期 彼と我(想像力の射程)→ 過去の経験と自分のその時までの知恵で判断するため、俯瞰して長期的にみることが難しい。時間的・社会的想像力をどこまで広げられるか、相手に対する想像力を相手にどこまで広げられるかが重要。 それにより経営は大きく変わる。

 

〇基本原理の重要性(原点)→原点は何か、この会社は何のためあにあるのか、腹落ちした形でみていくことが重要。

 


講演をお聴きして、私も書道の指導者として

自分が伝えたい書を、いろいろな雑念や周囲に揺らされず、生徒さまたちに伝えられるように実行していこうと思いました。

 

石井さんは、当時採用面接の最後に、

私の書道の雅号を聞いてくださったのですが、今回、その時のことをお話ししたら

よく覚えていてくださり、変わらない笑顔で気さくにお話ししてくださりとても嬉しかったです。

 

石井さんに感謝したいです。

上に立つ人として、一人の人として、大変尊敬しています。

 

写真の掲載は、石井さんに許可をいただき掲載しています。

 

講座内容については、メモを取らせていただいた講演の中のほんの一部で齟齬があるかもしれない点についてはご容赦ください。

 

ぜひ、石井さんの講演の機会がありましたら皆さまも拝聴してみてください。